偉大な兄の背を追い、注目馬が幸先のいい第一歩を記した。AKB48の小嶋陽菜が名付け親のモンドシャルナ(父ネオユニヴァース、栗東・角居)が単勝1.3倍の圧倒的な支持に応えて差し切り勝ち。緩い流れのなか、道中は中団の外を折り合って追走。進撃を開始した勝負どころでは5頭横並びの大外を回る形になったが、ゴール前でさらにギアを上げて逃げ粘る3番人気のグロリアスカフェ(2着)を3/4馬身差とらえた。勝ちタイムは2分5秒5。さらに1馬身3/4差の3着にはいったんは上位2頭に迫った6番人気のミヤビジャスパーが入った。
11年のセレクトセールでは2億5000万円で落札され、異父兄にディープインパクトがいる超良血馬。福永は「前に残られると思って、自分でつかまえに行ってかわしたからね。強い内容」と絶賛しながら「まだビッシリと調教をやってないしね。さすが血統馬。来年が楽しみ」とクラシックを意識していた。
提供:デイリースポーツ