田辺は11月に入ってから新馬戦4勝目。好調な鞍上に導かれ、4番人気のブラックジャガー(牡、父ブラックタイド、美浦・斎藤)がV発進を決めた。好位馬群を手応え良く追走し、余力十分に直線へ突入。前を行く3番人気のモリトビャクミ(2着)が馬体を合わせてから抵抗を見せたが、右ステッキに応えて半馬身差で攻防にケリをつけた。勝ちタイムは1分26秒9。さらに3馬身半差の3着は8番人気のブラックシェンロン。1番人気のワンダーバイファルは序盤からスピードの乗りが悪く、見せ場なく10着に敗れた。
田辺が「仕掛けるとフラフラするので早めに抜け出したくなかった」と振り返ったように、追い出しをギリギリまで我慢して最後にはじける内容。「着差以上に強かった」と笑顔でうなずいた。
提供:デイリースポーツ