来春の大舞台を目指す2億5000万円ホースが、ワンランク上のステージへ駆け上がった。武豊騎乗の1番人気トーセンスターダム(栗東・池江)が、父ディープインパクト譲りの末脚を発揮して新馬、オープン特別連勝を決めた。序盤は後方2番手で人馬の呼吸を合わせ、勝負どころで外を回って進撃を開始。直線半ばで入った左ステッキに呼応して加速すると、逃げた5番人気のアグネスドリーム(2着)をゴール前で図ったように頭差とらえた。勝ちタイムの2分0秒8はクロフネの2歳コースレコードに0秒1差に迫る好時計。さらに1馬身半差の3着には4番人気のサトノロブロイが入った。
「強い馬だよ。内容も良かったね」と武豊は満面の笑み。後方2番手を追走する厳しい展開となったが、「外を回って勝つんだから価値がある」と、ポテンシャルの高さを褒めた。次走は未定となっている。
提供:デイリースポーツ