単勝33.3倍。戦前の低評価に反発する圧巻の走りだった。6番人気のバカニシナイデヨ(牝、父チーフベアハート、栗東・崎山)が抜群のスタートダッシュでハナを奪うと、混戦の2着争いを尻目に後続を完封。1分13秒6のタイムで楽々とデビュー勝ちを収めた。3馬身差の2着は1番人気のキネオマドンナ、さらに鼻差の3着には3番人気のトーホウメビウスが入った。
高倉は「直線に向いた時は手応え的にどうかと思いましたが、後ろの方が先に手が動いていた。よく頑張ってくれました」と健闘をたたえた。崎山師は「攻め量が足りていないなか、ハナに行けるとは。びっくりだね。芝も良さそうな気がするけど、まあこれからの馬ですよ」と笑顔で話した。
提供:デイリースポーツ