暮れの風物詩、牝馬限定戦の愛知杯。今年は秋華賞2着の3歳馬
スマートレイアーがエントリー。迎え撃つ古馬勢は常に牝馬同士では上位争いを演じる
マイネイサベル、新潟記念で復活を果たした
コスモネモシン、エリザベス女王杯で3着に入線し力のあるところを見せた
アロマティコなどがスタンバイ。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■12/14(土) 愛知杯(3歳上・牝・GIII・中京芝2000m)
スマートレイアー(牝3、栗東・大久保龍志厩舎)は4戦3勝の成績で臨んだ秋華賞で2着に入線。4着馬がジャパンカップ2着の
デニムアンドルビーだから非常に価値が高い。その秋華賞では出遅れてしまったし、末脚を生かす面でも直線の長い中京に舞台が替わるのは大きなプラス材料。ここは初重賞制覇の期待が掛かる。
マイネイサベル(牝5、美浦・水野貴広厩舎)は前走のマイルCSでは崩れてしまったが、それ以外は常に堅実に走っている。牝馬同士なら決め手上位だし、56キロのハンデで中山牝馬Sを勝っているのも心強い。ここも上位争いは必至だろう。
コスモネモシン(牝6、美浦・清水英克厩舎)は長く不振が続いていたが新潟記念で復活。3歳時のフェアリーS以来となる重賞2勝目を挙げた。器用な立ち回りをする馬だが、直線の長い新潟コースで勝っているように、左回りの直線が長いコースにも対応可能。ここも上位争いは可能だろう。
アロマティコ(牝4、栗東・佐々木晶三厩舎)は府中牝馬Sで人気を裏切ったが、前走のエリザベス女王杯では3着に入線。力のあるところを見せた。直線が長くて重い馬場質の中京は適性が高そうだし、ここでも好走が期待される。
その他、秋華賞では直線で捌き損ねて6着に敗れたが、力のあるところは見せた
シャトーブランシュ(牝3、栗東・清水出美厩舎)、前走で復活の兆しが見えた
オールザットジャズ(牝5、栗東・角居勝彦厩舎)、準オープン快勝で勢いに乗る
ゴールデンナンバー(牝4、美浦・鈴木康弘厩舎)、徐々に力を付けている
トーセンソレイユ(牝3、栗東・池江泰寿厩舎)などが出走予定。発走は15時35分。