短期間で急成長を遂げたアトムの池江師「見ていて楽しい調教でした」/朝日杯FS

2013年12月12日 12:00

 デイリー杯2歳S(2着)からわずか2か月。短期間にアトムが急成長を遂げた。これまで追い切りでは目立った動きを見せていなかったが、ここ2週は見違えるくらいシャープな動き。最終リハを終えて、池江師は「見ていて楽しい調教でした」と笑顔を見せた。

 主戦の川田を背に栗東CWで3頭併せ。縦列状態の最後方を進み4角でインに潜り込んだ。トレーナーの指示通りにラスト1Fで3頭の鼻面がそろうと、そこからの瞬発力が圧巻。パートナーを一気に突き放し、余力残しの手応えでフィニッシュラインを越えた。

 6F83秒6-39秒1-11秒7。中のメテオロロジスト(6歳オープン)に0秒8、外のエアカミュゼ(2歳未勝利)には1秒4の大きな差をつけて先着を果たした。「先週よりもさらに良くなっていた。素晴らしい動き。ほとんど追っていません。こちらは馬の動きに合わせただけです」と主戦は、期待以上の内容に声を弾ませた。

 重心が低く、前肢を地面にたたきつけるような独特のフォーム。「セールスポイント?瞬発力でしょう。ピッチ走法で、ドリームジャーニーをほうふつとさせるね」と師。厩舎の先輩で06年に2歳王者に輝いたGI3勝馬の蹄跡をなぞり、一気に頂点へと駆け上がる。

 上昇度は右肩上がりだ。ウインフルブルームは栗東坂路を単走。ラストは軽く気合をつけられただけで弾むようなフォームを見せた。4F55秒6-40秒2-12秒7に宮本師は「きょうはしまいだけ。いい追い切りだったと思う」と満足感をにじませる。前走から中1週のローテにも「かなり上積みはあると思う。テンションを上げず、疲れを残さずに中山に持っていければ」と意欲は十分だった。

提供:デイリースポーツ

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