フーラブライドが中団から差し切り、大波乱の立役者となった
14日、中京競馬場で愛知杯(3歳上・牝・GIII・芝2000m)が行われ、中団でレースを進めた酒井学騎手騎乗の12番人気
フーラブライド(牝4、栗東・木原一良厩舎)が、直線で脚を伸ばして前を捕らえ、同馬の内であわせて伸びた14番人気
キャトルフィーユ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分2秒1(良)。
さらに1/2馬身差の3着に13番人気
コスモネモシン(牝6、美浦・清水英克厩舎)が入った。なお、1番人気
スマートレイアー(牝3、栗東・大久保龍志厩舎)は5〜6番手でレースを進めたが、直線では伸びきれず6着に終わった。また、3番人気
ゴールデンナンバー(牝4、美浦・鈴木康弘厩舎)は13着、2番人気
アロマティコ(牝4、栗東・佐々木晶三厩舎)は14着に終わり、上位3頭はすべて2桁人気の馬という波乱の決着となった。
勝った
フーラブライドは、父ゴールドアリュール、母ヒカルカリーナ、その父メジロマックイーンという血統。2歳秋からダートで使われ続けていたが、今年の秋に芝へ路線を変えて500万・1000万と連勝。1600万下クラスの身で挑戦したここでも伸び脚を見せ、3連勝で初めての重賞制覇を果たした。
【勝ち馬プロフィール】
◆
フーラブライド(牝4)
騎手:酒井学
厩舎:栗東・木原一良
父:ゴールドアリュール
母:ヒカルカリーナ
母父:メジロマックイーン
馬主:吉田和子
生産者:青藍牧場
通算成績:26戦5勝(重賞1勝)