鋭く伸びて初陣を飾ったシセイカスガ(右)=中京競馬場
弾むようなフットワークで差し切った。中団の外めを追走した3番人気のシセイカスガ(牡、父バゴ、栗東・北出)が瞬発力を発揮してデビューV。直線でもそのまま馬場のいい外めに進路を取ると、406キロと男馬としては小柄な馬体を躍動させて突き抜けた。勝ちタイムは1分23秒8。1馬身1/4差の2着は7番人気のジェットセッター、さらに首差の3着は17番人気のクラウンアイリス。1番人気のキネオアレグロは直線でもたれる場面もあり5着に終わった。
「調教に乗って、瞬発力があるのは分かっていたので、自信を持ってあの位置から行きました」と北村友。北出師も「ためれば切れるというイメージ通りの内容だったよ」と会心の表情だった。
提供:デイリースポーツ