ラストランのファン
ファーレが刻一刻と迫ってくる。
オルフェーヴルは17日、いつも通りの全休日明けのメニューを消化した。栗東坂路を馬なりで1本(4F61秒9)。栗毛のたてがみをなびかせ、威風堂々と駆け上がる姿には、近づきがたい雰囲気が漂った。
兼武助手は「気持ちの乗りがいいし、順調そのものです。同じ凱旋門賞帰りでも、去年に比べてゆったりと調整できた。1週前追い切りの時点でいい感じでした。馬体重の476キロもいつもと同じくらい」と順風満帆を強調する。
最終追い切りは先週に続き、
ダノンウィスラー(5歳1600万下)と併せ馬を行う。今さら、じたばたする必要はない。種牡馬としての箔(はく)を付けるGI6勝目へ突き進む。