途中からハナに立ったアポロマーベリックがそのまま後続を寄せ付けず8馬身差でJ・GI初制覇(撮影:下野雄規)
21日、中山競馬場で中山大障害(3歳上・JGI・4100m)が行われ、レース前半で先頭を奪い、各障害も危なげなくクリアしていった五十嵐雄祐騎手騎乗の5番人気アポロマーベリック(牡4、美浦・堀井雅広厩舎)が、最後の直線では後続を大きく引き離し、2着の8番人気ハッピーティア(牝5、美浦・菊川正達厩舎)に8馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分45秒8(稍重)。
さらに3/4馬身差の3着に2番人気メイショウブシドウ(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が入った。なお、1番人気バアゼルリバー(牡7、栗東・松田博資厩舎)はメイショウブシドウとハナ差の4着、3番人気エアペイシェンス(牡7、栗東・角居勝彦厩舎)はさらに1/2馬身差の5着に終わった。
また、11番人気メルシーエイタイム(牡11、栗東・武宏平厩舎)は最初の障害で落馬、競走を中止した。完走はメルシーエイタイムを除く15頭。
勝ったアポロマーベリックは、父アポロキングダム、母オメガファスター、その父Theatricalという血統。今年3月に障害入りし、未勝利と東京ジャンプSを勝利。前走の秋陽ジャンプSでは他馬に巻き込まれる形で落馬し競走を中止していたが、この大一番で見事圧勝し、鞍上の五十嵐雄祐騎手ともども初めてのJ・GI制覇を果たした。
【勝ち馬プロフィール】
◆アポロマーベリック(牡4)
騎手:五十嵐雄祐
厩舎:美浦・堀井雅広
父:アポロキングダム
母:オメガファスター
母父:Theatrical
馬主:アポロサラブレッドクラブ
生産者:藤本友則
通算成績:20戦5勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年東京ジャンプS(JGIII)