伏兵馬の快走で波乱に。好位を運んだ13番人気のエスシープリンセス(牝、父ケイムホーム、栗東・森)が直線で力強く抜け出した。タイムは1分55秒7。縦長の隊列になったが、前の馬を見ながらリズム良く運び、逃げた3番人気サクラヴァローレ(4着)の脚色が坂で鈍ったところを楽にかわした。半馬身差の2着は10番人気のアグネスオラシオン、さらに首差の3着には2番人気のキネオグランデが入った。なお、1番人気のクリューサオールは道中の追走にも余裕がなく後方のまま、10着に終わった。
人気薄での勝利に「びっくりしました」とこぼした岩崎は「直線でフワフワするところはありましたが、スタートが上手で乗りやすかった」とうなずく。森師は「牧場から“いい”と言われていた馬。やはり素質があったんだね。脚元が弱いし、血統的にもダートがいい」と今後も砂路線を歩んでいく。
提供:デイリースポーツ