菊花賞5着の実績光るケイアイチョウサン(写真は2013年ラジオNIKKEI賞優勝時)
新春の恒例レース中山金杯。開幕週の京都金杯と違って、12月からの連続開催となる中山で行われるのでフレッシュ感はないが、メンバーも堅実にキャリアを積み重ねた歴戦の強者が揃った。新春のお年玉レースにふさわしく、馬券検討が楽しみな一戦。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
※年齢表記は出走時を想定しています。
■1/5(日) 中山金杯(4歳上・GIII・中山芝2000m)
ケイアイチョウサン(牡4、美浦・小笠倫弘厩舎)はこの秋2戦が休み明けのセントライト記念5着で、菊花賞も5着。詰め切れないところはあるが、今の中山の馬場ならステイゴールド産駒の同馬にはピッタリだろう。ハンデはある程度見込まれそうだが、それでも上位を争えるはずだろう。
ユニバーサルバンク(牡6、栗東・松田博資厩舎)はここ2戦が堅実。元々はクラシック戦線に乗った素質馬で、安定性が増した今なら、ここでは力上位と言えよう。ハンデもそれほど見込まれそうにないし、ここでの初重賞制覇を目指す。
オーシャンブルー(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)は2012年の有馬記念で2着に入った後は惨敗続きだが、能力はここでは断然と言って良いものを持っている。前走の内容に少しでも進境が見られたし、ここは復活を期して臨む。
ディサイファ(牡5、美浦・小島太厩舎)は2013年で一気にブレイク。勢いに乗って臨んだ福島記念では4着に敗れたが、勝ち馬の
ダイワファルコンとの差はコンマ1秒差。この内容で今回の相手なら威張れるし、ここは前進が期待される。
その他、大崩れしない
サクラアルディート(牡6、栗東・岡田稲男厩舎)、前走で脚を見せた
セイクリッドバレー(牡8、美浦・高橋裕厩舎)、芝に替わり3連勝で重賞制覇と勢いに乗る
フーラブライド(牝5、栗東・木原一良厩舎)なども怖い存在。発走は15時25分。