武豊の手腕が光った。好位を追走した1番人気のチョコレートバイン(牝、父ディープインパクト、美浦・加藤征)が計ったように差し切り、初陣を飾った。大逃げを打った14番人気のベストゴール(2着)が直線半ばでも後続とのリードを保ってV態勢を築いていたが、ゴールから逆算していたかのごとく、きっちりと3/4馬身かわし去った。勝ちタイムは1分35秒5。さらに1馬身1/4差の3着には6番人気のビブラビブレが入った。
今年初勝利の武豊は「やっと明けました。いい走りをするし跳びが軽い」と素質を高評価。加藤征師も「すごいところから飛んできた」と上機嫌だった。今後はいったん放牧へ出される予定だ。
提供:デイリースポーツ