14日午後0時30分、大井競馬場所属の福永二三雄調教師(62)が肝不全のため、東京都品川区内の病院で亡くなった。
同師は79年に調教師免許を取得。後に中央競馬に移籍して天皇賞・春、宝塚記念、有馬記念(すべてG1)を勝った、東京大賞典馬イナリワン(父ミルジョージ)を筆頭に、東京記念のイナリコンコルド(父イナリワン)、オンユアマーク(父ホワイトマズル)なども管理していた。通算4110戦489勝(うち重賞17勝)。騎手としても、69年にはヤシマナショナル(父チャイナロック)で東京大賞典を、79年にはハツマモル(父ラディガ)で帝王賞を制すなど、素晴らしい成績を残した。
また、同師は競馬名門ファミリーで、実兄に福永甲JRA調教師、弟には福永洋一元JRA騎手、甥に福永祐一騎手がいる。福永祐一騎手が1月20日の大井8Rで大井競馬初勝利を挙げた時の騎乗馬ショーターザトッシ(牡3)は、故福永二三師の管理馬だった。葬儀の日程、喪主などは未定。