27日、阪神競馬場で行われた阪急杯(G3・芝1200m)は、四位洋文騎手騎乗の7番人気
キーンランドスワン(牡6、栗東・森秀行厩舎)が、逃げた3番人気カルストンライトオをアタマ差捕らえ快勝した。勝ちタイムは1分08秒5(良)。さらにクビ差の3着には5番人気ウインクリューガーが入った。1番人気
ギャラントアローは7着、2番人気アドマイヤマックスは4着に敗れた。
レースはカルストンライトオが先頭に立ち、
シルヴァーゼットが2番手の展開。直線に向くと、好位の内で脚を溜めていた
キーンランドスワンが坂上から一完歩ごとに差を詰め、ゴール直前で逃げ粘るカルストンライトオを差し切った。3着ウインクリューガーは、直線入り口では中団馬群の後方に位置するも、ゴール前で急追し3着に入った。
勝った
キーンランドスワンは、父Distant View、母To Act(その父Roberto)という血統の米国産馬。従兄に
ゲイリートマホーク(父Sunny's Halo、七夕賞-G3)がいる。昨年の
シルクロードS(G3)に続く重賞制覇で、通算成績28戦7勝。
鞍上の四位洋文騎手は、
ストーミーカフェで制した共同通信杯(G3)に続き、JRA重賞は今年2勝目。通算43勝。管理する森秀行調教師は、
トーセンダンディで制した昨年のオールカマー(G2)に続くJRA重賞制覇で、通算31勝目。