【アーリントンC】栗東レポート〜ミッキーアイル

2014年02月26日 18:43

 朝日杯を除外されて同じ週の特別戦を朝日杯を上回るタイムで圧勝。そして年明けのシンザン記念で重賞初制覇を果たし3連勝中のミッキーアイル。
 今朝は暖かくなった9時半過ぎに坂路コースに入って4ハロン(800メートル)51秒台の好タイムを計時した。

 調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。

●ミッキーアイル(平井裕介調教助手)
 
◎3連勝で重賞制覇。デビュー戦に負けたのが勿体ないと思える3連勝ですね。
 今となってはそう思えますが、あそこで負けたことでしっかりレースを覚えてくれて、ちゃんとしたレースが2戦目からできるようになったと思うので、無駄な1戦ではなかったと思っています。

◎2戦目からはスピードを生かす競馬ですが。
 最初にそういう競馬が合うのがわかったので、2戦目からスムーズな競馬をしてこれだけ走ってくれているんだと思います。

◎逃げながらある程度タメが効いた逃げになってますね。
 ハナを切っても暴走しているわけではないので、楽しんで走っているんだと思います。


◎未勝利戦と条件戦は後続をちぎりましたが、シンザン記念では初めて最後に差を詰められましたね。
 レースレコードでしたし、見た目はそうでも強い競馬だったと思うので僕は気にはしてないですよ。

◎少しレース間隔が詰まったこともありますか。
 その前のレースがもの凄くいいデキだったので、前回も悪いデキではなかったと思うんですけど、その前が凄くいいデキだったのでそれと比べると一息だったのかという感じですけど、でも重賞を勝ってますのでいいスピードがあるなとは思いました。

◎大目標のGIの前にアーリントンカップを使うことになったわけですが?
 前回のレースで初めて放牧を間に挟まずに使うことになったわけですけど、馬場に出てからテンションが上がってしまったので、この子は間隔を詰めて使うより間隔を空けて英気を養って使ってあげた方が、精神的にもリフレッシュさせた方がいいパフォーマンスができると思ったので(今後のローテーションも考えて)ここからスタートとなりました。

◎放牧から戻ってからの状態はどうでしょうか?
 さらに筋肉の量が増したというかビルドアップしていい感じに来ていると思います。精神的にもリフレッシュしていると思います。

◎調教では先週も坂路で52秒台、今朝は51秒台で最後も12秒を切るかという走りでしたね。
 先週の段階で馬の気持ちも入って体もできていたのですが、やはり重賞ということで先生(音無調教師)も「もう一本やりたい」ということでしたので速いタイムの調教になりました。今日は騎乗した調教助手も「まだ余裕がある」と言っていましたし、いい動きだったと思います。

◎ひと息入れて、これから大目標に向かう第一歩としてはいい感じですね。
 万全に来ていると思います。

◎これから先の夢は大きいですね。
 やはり勝ち続けているとこちらも期待を持ってしまいますし、気持ちよく走っているのを見るとこっちも楽しいので、そういうレースがずっとできるようにしっかり仕上げて行きたいと思っています。

◎扱っていてどういうタイプの馬ですか?
 運動神経のいい可愛い子ですね。やんちゃ坊主ですけど可愛いですね。でもこの気性がいい方に出ていると思うので、このまま成長して行って欲しいですね。

◎最近逃げ馬不在のレースが多くなっていますが。
 僕自身も個性的な馬が好きなので、こうした気持ちよく走る馬がいると競馬も盛り上がって行くと思うので、またそれがこの子の長所だと思うので、そこをつぶさないように気持ちよく伸ばしてあげたいと思います。

(取材:佐藤泉)

提供:ラジオNIKKEI

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