6日、中京競馬場で行われた中京記念(G3、芝2000m)は、松永幹夫騎手騎乗の2番人気メガスターダム(牡6、栗東・山本正司厩舎)が、好位追走から直線内を突いて抜け出し、後方から追い込んだ4番人気サンライズペガサスの追撃を3/4馬身振り切り優勝した。勝ちタイムは1分59秒5(良)。さらに2馬身差の3着には10番人気アサカディフィートが入った。1番人気セフティーエンペラは6着。2番人気グレイトジャーニーは5着に敗れた。
勝ったメガスターダムは父ニホンピロウイナー、母フミノスキー(その父マルゼンスキー)という血統で、半姉にはクイーンS(G3)2着のマイネレジーナ(牝9、父サンデーサイレンス)がいる。01年8月のデビューから勝ち上がりに6戦を要したものの、重賞初挑戦となったラジオたんぱ杯2歳S(G3)を快勝。翌年のクラシック路線では、皐月賞(G1)5着、日本ダービー(G1)4着、菊花賞(G1)3着と活躍した。その後屈腱炎を発症し長期休養を余儀なくされる。昨年12月のオリオンSで2年2ヶ月ぶりに復帰し2着と健闘。復帰3戦目となった松籟Sで02年プリンシパルS以来の勝利を上げたが、前走京都記念(G2)では9着に敗れていた。通算成績20戦5勝。
鞍上の松永幹夫騎手、管理する山本正司調教師共に同レース初制覇。JRA重賞は松永幹夫騎手が通算51勝目、山本正司調教師は通算23勝目となった。