陣営が1200mを使ってみたいと思っていたリアルインパクト(撮影:佐々木祥恵)
3月8日(土)に中山競馬場で行われるオーシャンS(GIII・4歳以上OP・芝1200m)に出走予定の美浦所属各馬の陣営のコメント。
リアルインパクト(牡6・堀宣行厩舎)について、橋本調教助手。
「前走の阪神C(GII・芝1400m・1着)の前は、阪神遠征を考慮し、中間の調教パターンを変えていました。今回は通常通りのメニューをこなしてきています。今週(3/5)も、いつも通り半マイルから追い切りました。動きも良く、十分にできていると思います。調教をビシビシやってヘタるより、フレッシュな状態でレースに臨んだ方が良い結果が出ていますし、火曜日(3/4)の馬体重は540キロでしたが、良い状態でレースに出走できるでしょう。
血統的にも体型的にも、1200mを使ってみたいと思っていましたので、今のスプリント路線でどれだけやれるか、今回のメンバーは良い物差しになると思うので楽しみにしています。先行して抜け出すのが、この馬の良い時の形です。前走で逃げ切りましたが、逃げにはこだわらずに、良い形のレースで結果を出してくれればと思っています」
レッドスパーダ(牡8・藤沢和雄厩舎)につちえ、津曲調教助手。
「前走の東京新聞杯(GIII・芝1600m・13着)は同型との兼ね合いもあり、厳しい流れになりましたし、馬場も合わなかったですね。中山の1200mは好走歴もありますし、当日馬場が乾いてくれればと思います。大事に使ってきた馬なので年齢を感じさせませんし、休み明けを使って雰囲気も良くなっています。スピード、能力ともに通用すると思います」
スマートオリオン(牡4・鹿戸雄一厩舎)について、鹿戸雄一調教師。
「前走のアクアマリンS(1600万下・芝1200m・1着)の前から、連闘でオーシャンSに使うということを考慮して調整してきていました。前走はこちらの想像以上に強い勝ち方をしてくれましたし、さらに体調も良かったので予定通り使うことにしました。
若い頃は弱いところがあり、体を上手く使えませんでしたが、昨年秋頃から体もしっかりしてきて、競馬も上手になってきました。ここ5戦ほど、中山を使っているのは偶然ですが、中山コースと相性が良いのは確かでしょう。1200mの距離で勝ち始めたので、そのまま1200mを使っていますが、もう少し距離が延びても大丈夫です。馬場状態は、軽くても重くても対応できます。今回は相手が強くなりますが、やれると思っていますし、ここでどういう競馬をしてくれるか楽しみにしています」
ツインクルスター(牝5・牧光二厩舎)について、牧光二調教師。
「前走のラピスラズリS(OP・芝1200m・9着)は、直線で スペースがあかなくて、もったいない競馬でした。体が硬くなりがちな馬なのですが、今回は問題ありません。今週(3/5)の追い切りも、動きはとても良かったですね。スピードは、ここでも十分通用すると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)