連闘で重賞初挑戦のスマートオリオンが内から抜け出し、重賞初制覇(撮影:下野雄規)
8日、中山競馬場でオーシャンS(4歳上・GIII・芝1200m)が行われ、好位につけた横山典弘騎手騎乗の3番人気スマートオリオン(牡4、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、直線で逃げた1番人気ハクサンムーン(牡5、栗東・西園正都厩舎)の内(最内)を突いて一気に抜け出し、後方から追い込んできた11番人気スノードラゴン(牡6、美浦・高木登厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分8秒9(良)。
さらに1.3/4馬身差の3着に9番人気レッドスパーダ(牡8、美浦・藤沢和雄厩舎)が入った。なお、2番人気リアルインパクト(牡6、美浦・堀宣行厩舎)は出遅れて後方からの競馬となり8着、ハクサンムーンはスマートオリオンに交わされたあと馬群に沈み13着に終わった。
勝ったスマートオリオンは、父グラスワンダー、母トロピカルレディー、その父ウイニングチケットという血統。先週のアクアマリンSから連闘での重賞初挑戦となったここを見事に制し、3月30日に行われる高松宮記念の優先出走権を手にした。また、鞍上の横山典弘騎手は先週の中山記念に続く2週連続の重賞勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆スマートオリオン(牡4)
騎手:横山典弘
厩舎:美浦・鹿戸雄一
父:グラスワンダー
母:トロピカルレディー
母父:ウイニングチケット
馬主:大川徹
生産者:いとう牧場
通算成績:12戦5勝(重賞1勝)