GI2着馬が反撃態勢だ。5カ月ぶりとなる
エバーブロッサムは美浦Wで4F53秒1-38秒4-13秒0。1週前はあおられた
エクセラントカーヴと余力残しの手応えで併入したように、変わり身は大きい。橋本助手も「先週までは動きに鈍さが見られたけど、けさは良化していた」とうなずいた。
昨春はフラワーC、フ
ローラS、オークスで2着と存在感をアピールしながら、秋はローズS14着、秋華賞12着と不本意な結果に終わった。「結果論だけど関西への輸送が影響した」と、牝馬特有の繊細さが出てしまったことを敗因に挙げる。その点、今回は地元の中山戦。「輸送は短くなるし、重賞での実績もあるので」と舞台変わりで躍進を狙っていた。
前走の初音Sを制してオープンに返り咲いた
トーセンベニザクラは、美浦Wで6Fから追われ83秒2-38秒6-12秒6を記録。最後まで馬なりの内容を、加藤征師は「2走前から調教パターンを変えて、自分のリズムで走らせるようにしている」と説明。馬の行く気に逆らわず、自然体で走らせたことが前走の好結果を生んだ。「今なら折り合いはつくだろうから」と未勝利の9Fも不安視はしていない。
提供:デイリースポーツ