11年生まれの現3歳馬による最後の新馬戦は大波乱の決着になった。単勝万馬券、15番人気の伏兵メイショウウタゲ(牡、父プリサイスエンド、栗東・安達)が計ったかのように差し切り勝ち。スタートで5馬身ほど出遅れ、序盤は後方でじっとしていたが、向正面で徐々に行き脚がついて中団まで押し上げると、先に抜け出した11番人気のナリタモード(2着)をゴール前で頭差とらえた。勝ちタイムは1分57秒0。さらに2馬身差の3着には7番人気のラドンナデルラーゴが入った。なお、1番人気のベイシスは好位追走から抜け出しを図ったものの、いざ追い出すと手応えがなくなり15着に惨敗した。
破天荒なレースぶりに、小林は「砂をかぶってもひるまず、4角では手応え十分。鞍上の言うことを聞くようになったら、将来的にも楽しみです」とうなずいた。
提供:デイリースポーツ