3月30(日)に中京競馬場で行われる高松宮記念(GI・4歳以上OP・芝1200m)に出走予定の、美浦所属の各馬についての陣営のコメント。
ガルボ(牡7・清水英克厩舎)について、清水英克調教師。
「前走の阪急杯(GIII・芝1400m・4着)は、前に行って残ったのはこの馬だけでしたし、良い勉強になったレースでした。ここまで順調に来ていて、日曜日にしっかりやっていますので、今週(3/26)は馬也での追い切りでした。動きは良かったですよ。前走は1400mの距離でしたが、1200mを意識しての競馬をしてもらったので、距離は前回よりも対応できるでしょう。前走は少し追い不足でしたが、今回はしっかりやれましたし、状態も良くなっています」
レッドスパーダ(牡8・藤沢和雄厩舎)について、藤沢和雄調教師。
「前走のオーシャンS(3着)は外枠でしたが、良く頑張ってくれました。今年2回競馬に使わせてもらっていて、体ができていますので、中間はさほど強い稽古は行っていません。今週(3/26)は条件馬が誘導し、ゴール前に並ぶという追い切りをやりました。今年3戦目になりますし、これくらいの内容で十分です。改装した中京コースは、この馬に合っていると思います」
サクラゴスペル(牡6・尾関知人厩舎)について、尾関知人調教師。
「先週ビシッとやりましたので、今週(3/26)はやり過ぎないようにしました。併せ馬のつもりはなかったですが、松山弘平騎手が美浦で初めて乗るということで、時計の目安として、目標になる馬を前に置いて追い切りました。ジョッキーにも感触を掴んでもらえましたし、良かったと思います。先週ビシッとやりましたが、ピリピリすることなく
リラックスしていて、悪さをするような素振りも見せていません。去年からの衰えも感じないですし、相手も緩和されていますので、頑張ってほしいですね」
スノードラゴン(牡6・高木登厩舎)について、高木登調教師。
「当初はダートのオープンに出走を考えていましたが、斤量を背負わされますし、元々芝を使っていた馬ですので、試すなら状態の良い今だと思ってオーシャンS(GIII・芝1200m・2着)を使いました。時計のかかる馬場ということもあり、よく頑張ってくれました。レース後も疲れはさほどなく、良い状態を保っています。先週までの中京は時計がかかっていて、差しも決まりやすいので、期待しています。極端な追い込みではなく、流れに乗って競馬をしてほしいですね」
インプレスウィナー(牡7・宗像義忠厩舎)について、宗像義忠調教師。
「前走のオーシャンSは、右回りにもうまく対応できて4着とまずまずでした。今回は得意の左回りなので、中京コースは問題ないと思います。1400mが得意な馬ですが、1200mの距離にもだいぶ対応できるようになってきました。前に行ける馬ではないので、流れが速くなってほしいですし、うまく馬群を捌ければと思います。混戦模様ですから、上位に食い込んでほしいですね」
リアルインパクト(牡6・堀宣行厩舎)について、橋本調教助手。
「好位で流れに乗って押しきるのがこの馬のパターンですし、前走のオーシャンS(8着)は出遅れがすべてです。日曜日に強い調教を行っていて、それが本追い切りになりますので、今日(3/27)はサラッとやりましたが、状態は良さそうです。昨年末から、関西圏への輸送時には日曜日に本追い切りを行い、当該週はサラッとやるという形にしています。うまくスタートを切ってレースをしてほしいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)