27日、浦和競馬場で第60回桜花賞(3歳・牝・ダ1600m・1着賞金2000万円)が行われ、先手を取った矢野貴之騎手騎乗の5番人気シャークファング(牝3、大井・秋吉和美厩舎)が、そのまま最後まで先頭を譲らず逃げ切り、出遅れながらも直線で追い込んできた2番人気ブルーセレブ(牝3、川崎・武井和実厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分42秒8(重)。
さらに1/2馬身差の3着に1番人気テイクユアチョイス(牝3、大井・蛯名雄太厩舎)が入った。なお、3番人気クライリング(牝3、川崎・山崎尋美厩舎)は、テイクユアチョイスとクビ差の4着に終わった。また、直前まで断然の支持を集めていたノットオーソリティ(牝3、船橋・川島正行厩舎)は、馬体に故障を発生したため競走除外となった。
勝ったシャークファングは、父パイロ、母ノースソング、その父アンバーシャダイという血統。前走のユングフラウ賞では最低人気ながら2着に入線。その勝者ノットオーソリティが直前で除外となったここで逃げ切りを決め、改めてその実力を証明した。
【勝ち馬プロフィール】
◆シャークファング(牝3)
騎手:矢野貴之
厩舎:大井・秋吉和美
父:パイロ
母:ノースソング
母父:アンバーシャダイ
馬主:鮫島明洋
生産者:元道牧場
通算成績:11戦3勝(重賞1勝)