1990年の天皇賞・秋に優勝し、同年のJRA賞最優秀父内国産馬になったヤエノムテキが、3月28日未明、余生を送っていた浦河町の日高スタリオンステーションで病気(腸閉塞)のために死亡した。29歳だった。
現役時代は23戦8勝。オグリキャップやサッカーボーイ、サクラチヨノオー、スーパークリークと同世代で数々の名勝負を繰り広げた。デビュー4戦目で皐月賞に優勝。5歳時には安田記念2着、宝塚記念3着ののち天皇賞・秋ではメジロアルダンとの叩き合いを制して優勝している。
種牡馬として活躍馬には恵まれなかったが、2010年から功労馬生活をスタート。多くの人たちに支えられながら最期まで大切にされていた。