豪GIを制したハナズゴールのマイケル・タバートオーナー、喜びの声

2014年04月26日 17:17

母国オーストラリアでGI制覇を果たしたM.タバートオーナー

 オーストラリア・ランドウィック競馬場で行われたオールエイジドS(GI)を、豪州遠征3戦目となった日本のハナズゴール(牝5、美浦・加藤和宏厩舎、N.ローウィラー騎手)が制した。

 現地の名手ナッシュ・ローウィラー騎手を背に出走したハナズゴールは、スタートで出遅れ、道中は8頭立ての最後方。直線を向いてもまだ最後方に位置していたが、大外に出し徐々に進出すると、ラスト200m辺りで一気に加速し2着のウィーリー(セ4、豪・C.ウォーラー厩舎)に2馬身差をつけ、国内も含め自身初のGIタイトルを手にした。

 同馬のオーナー、マイケル・タバート氏はオーストラリア出身。愛馬が故郷でGIを制覇したタバート氏より喜びのコメントがnetkeiba.comに届いた。

「最高に幸せです。この馬の力を信じた関係者に感謝しかないです。これまではどこに出しても勝てる能力はあると思っていましたが、やはり競馬は思うようにいかないです。日本で不運が続いて、オーストラリアでも目標にしていた両レースでも何もうまくいかなかったです。ただ、現地の主催者から今日の伝統あるレースにぜひ使って欲しいと言われて、状態は更に上向いていたので、加藤先生は使うことを決めました。結果が出ないと叩かれる世界ですし、関係者にしか分からないのですが、本当に凄い先生だと思います。

 今日のレースは、今回のChampionshipsの次の週にあるため賞金が増やされていなくて残念ですが(笑)、これまでの勝ち馬や国際レーティングを見れば、オーストラリア競馬における重要なレースだと分かって頂けると思います。短距離王国のオーストラリアでそういうレースに日高の馬が勝ちました。凄いことだと思います。私は何もしていませんが、関われて幸せです。

 加藤先生、現地にずっと慣れない環境で頑張ってくれた加藤士津八助手と野本厩務員に一生感謝します。

 この後は未定ですが、やっと結果が出たことで、ローテーションは組めるようになりましたし、秋に日本で彼女を応援してくれているファンの前で日本のG1も勝てたら最高です。オーストラリアに行ってから状態はずっと上向いてきているので、現地で、或いは帰りの途中でもう一つのタイトルを狙う可能性もあります。

 こういう馬が勝つんだから競馬は面白いと思うので、今後も競馬ファンが一人でも増えるようにハナズゴールにケガなく、頑張ってほしいと思います。今後とも応援よろしくお願いします」

【日本馬プロフィール】
◆ハナズゴール(牝5)
騎手:N.ローウィラー
厩舎:美浦・加藤和宏
父:オレハマッテルゼ
母:シャンハイジェル
母父:シャンハイ
馬主:M.タバート
生産者:不二牧場
通算成績:22戦6勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2013年京都牝馬S(GIII)

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