目黒記念で重賞初Vを成し遂げたマイネルメダリスト=東京競馬場
「第128回目黒記念・GII」(芝2500m)は1日、東京12Rに16頭で争われ、8番人気の
マイネルメダリスト(美浦・田中清)が後方追走から最後は外を回って差し切り勝ち。36戦目にして重賞初挑戦となった叩き上げが、実績馬を蹴散らして見事にGII制覇を成し遂げた。勝ちタイムは2分31秒0。頭差の2着は最内をするすると伸びた12番人気の
ラブイズブーシェ、さらに頭差の3着には4番人気の
プロモントーリオが入った。なお、2番手からレースを進めた1番人気の
ラブリーデイは直線で伸びを欠き5着に終わった。
ダービー惜敗のショックを振り払うかのように、鞍上の蛯名が意地を見せた。「展開も向いてくれたけど、前半
リラックスして走れたのが良かった。この短期間でグングン良くなっていた」と汗をぬぐった。2年前と同じだ。
フェノーメノで臨んだダービーは
ディープブリランテに鼻差及ばなかったが、直後の目黒記念では
スマートロビンで快勝した。
36戦目でつかんだ愛馬の初タイトルに、田中清師は「ブリンカーをしてから力をつけている。状態を見てからだが、オーナーサイドは宝塚記念(29日・阪神、芝2200m)に使いたいみたいだね」とGI挑戦を見据えた。