積極的に先手を取ったC.ウィリアムズ騎手騎乗のエスメラルディーナが最後の直線に入って後続を大きく突き放し、トーコーニーケに7馬身差をつけ優勝した(撮影:高橋 正和)
11日、川崎競馬場で第50回関東オークス(GII・3歳・牝・ダ2100m・1着賞金3200万円)が行われ、先手を取ったC.ウィリアムズ騎手騎乗の1番人気エスメラルディーナ(牝3、美浦・斉藤誠厩舎)が、そのまま最後の直線に入って後続を大きく突き放し、兵庫の5番人気トーコーニーケ(牝3、兵庫・吉行龍穂厩舎)に7馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分16秒6(不良)。
さらに2.1/2馬身差の3着に2番人気アムールブリエ(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)が入った。なお、3番人気ディルガ(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)はアムールブリエから2馬身差の4着に終わった。
勝ったエスメラルディーナは、父Harlan's Holiday、母ターシャズスター、その父Spanish Stepsという血統。デビューから連勝後に挑んだフィリーズレビューで3着に入線したものの、陣営は桜花賞ではなくダート路線を選択。前走の兵庫チャンピオンシップは牡馬に屈して3着だったが、断然人気となったここを圧勝して、初めての重賞制覇を果たした。
【勝ち馬プロフィール】
◆エスメラルディーナ(牝3)
騎手:C.ウィリアムズ
厩舎:美浦・斉藤誠
父:Harlan's Holiday
母:ターシャズスター
母父:Spanish Steps
馬主:吉田和美
生産者:Classic Thoroughbred XXIII
通算成績:5戦3勝(重賞1勝)
【勝利ジョッキー・C.ウィリアムズ騎手のコメント】
川崎は2回目ですが、来られたことに感謝しています。前走も乗って(馬のことは)わかっていたので特に作戦は考えていませんでした。この馬場でやらせるのはかわいそうだなとか、今日勝たないとオーストラリアに送り返されるかなと思って乗っていました(笑)。
(前走時より)成長しているのは乗ってすぐにわかりましたし、スタッフの努力を感じました。調子も非常に良かったですし、本当にいい馬で強い馬だということを再認識しました。