若武者があこがれの舞台に胸を躍らせる。今春デビューした松若風馬(18)=栗東・音無=が、
アイムヒアーで重賞に初挑戦。「素直にうれしいですね」と笑顔をのぞかせる。
先週終了時点で10勝をマーク。同期ではトップの数字に「人気馬に乗せてもらっていますから。レースでは徐々に周りが見えるようになりました」。騎乗を重ねるごとに、着実に
ステップアップしている。
「一度しかチャンスのない新人賞が目標。重賞も勝ちたいですね。同期でトップをなりたい」と負けん気の強さをのぞかせる。
木曜の追い切りで
アイムヒアーと初コンタクト。栗東DPで5F63秒5-35秒4-11秒3をマーク。
セフィーロ(3歳未勝利)を1秒4追走し、1馬身半先着した。「癖のない、いい馬。持ち味を生かすためにもハナに行きます」と堂々の逃げ宣言だ。重賞初騎乗、初制覇の快挙を狙う。