大物感あふれる走りで初陣を飾ったアールブリュット(手前)=函館競馬場
評判通りの脚力を示した。単勝1.3倍の圧倒的な1番人気に支持された
アールブリュット(牝、父
マクフィ、美浦・戸田)が直線一気でデビューV。スタートダッシュがひと息で、道中は後方3番手。勝負どころでも外を回る形になったが、馬場の外めを豪快に伸びて差し切った。勝ちタイムは1分10秒2。首差の2着は2番人気の
シラユキ、さらに2馬身差の3着には逃げた3番人気の
ハーベストソングが入り、人気3頭の決着となった。
三浦は「函館ではありえない位置から差し切ってくれた。クラシックに乗れる馬だと思う」と声を弾ませた。「将来を考えて使って行きたい。新潟は合いそう」と戸田師。函館2歳S(7月19日・函館、芝1200m)は見送る予定で、新潟2歳S(8月31日・新潟、芝1600m)を念頭に置いているようだ。