断然人気のポルトドートウィユ(右)の追撃を封じたグランカマラード=阪神競馬場
10番人気の伏兵が断然人気の良血馬を倒した。好位を追走した
グランカマラード(牡、父ダイワメジャー、栗東・庄野)が1分37秒4のタイムで快勝。スッと先行すると4角を2番手で通過し、直線を向いて早々に先頭へ。後続が差を詰めたが、しぶとさを見せてしのぎ切った。祖母に
エアグルーヴを持つディープインパクト産駒で、1.4倍の支持を集めた1番人気
ポルトドートウィユは後方3番手からの競馬。道中もポジションを上げられず、最後はじわじわと伸びたが1馬身1/4差の2着まで。さらに1馬身1/4差の3着には9番人気の
フェアラフィネが入った。
勝利に導いた藤岡佑は「しぶとかった。追って遊ぶ面を見せていたし、大型馬(498キロ)で上積みも当然見込める。センスがあるので楽しみ」とうなずいた。なお、2着
ポルトドートウィユの川田は「フワフワしていて、ゲートを出なかった。直線は脚を使っている」と次戦以降に期待を寄せた。