24日、福島競馬場で行われた福島牝馬S(G3・芝1800m)は、後藤浩輝騎手騎乗の1番人気メイショウオスカル(牝4、栗東・安達昭夫厩舎)が、2番手から4角で先頭に立ち、その後ろを追走していた14番人気スターリーヘヴンに3馬身差を付け圧勝した。勝ちタイムは1分49秒4(良)。さらにアタマ差の3着には外から勢いよく伸びてきた4番人気レクレドールが入った。
勝ったメイショウオスカルは、父フジキセキ、母メイショウヤヨイ(その父アンバーシャダイ)という血統。叔父に96年皐月賞、日本ダービー(共にG1)で3着に好走したメイショウジェニエ(父アンバーシャダイ)がいる。昨年はデビューから7戦目のフローラS(G2)で重賞初制覇を飾ると、オークス(13着)、秋華賞(12着)と牝馬クラシック戦線に出走。近走は京都牝馬S(G3)4着、前走の中山牝馬S(G3)2着と、牝馬重賞戦線では常に上位争いを演じていた。重賞2勝目で、通算成績は15戦3勝。
鞍上の後藤浩輝騎手は、マイネルレコルトで制した昨年の朝日杯FS(G1)以来、JRA重賞通算27勝目。管理する安達昭夫調教師は、チャクラで制した昨年の目黒記念(G2)以来、JRA重賞通算4勝目。フジキセキ産駒は昨年のオースミコスモに続き、このレース2年連続制覇となった。