好位から進めた2歳王者アジアエクスプレスが3馬身半差をつける復活V(撮影:下野雄規)
10日、新潟競馬場でレパードS(3歳・GIII・ダ1800m)が行われ、好位の外でレースを進めた戸崎圭太騎手騎乗の1番人気アジアエクスプレス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、直線で前を捕らえて抜け出し、逃げ粘った7番人気クライスマイル(牡3、美浦・大和田成厩舎)に3.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分50秒4(稍重)。
さらにクビ差の3着に9番人気ランウェイワルツ(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)が入った。なお、2番人気レッドアルヴィス(牡3、栗東・安田隆行厩舎)はランウェイワルツから1.1/4馬身差の4着、3番人気アスカノロマン(牡3、栗東・川村禎彦厩舎)はさらに1/2馬身差の5着に終わった。
勝ったアジアエクスプレスは、父Henny Hughes、母Running Bobcats、その父Running Stagという血統。前走のユニコーンSでは断然の人気を集めながら12着とまさかの惨敗を喫したが、今回は好位から楽々と抜け出す横綱相撲を決めて、改めて2歳王者の実力を証明した。
【勝ち馬プロフィール】
◆アジアエクスプレス(牡3)
騎手:戸崎圭太
厩舎:美浦・手塚貴久
父:Henny Hughes
母:Running Bobcats
母父:Running Stag
馬主:馬場幸夫
生産者:OcalaStud
通算成績:7戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年朝日杯フューチュリティS(GI)
【勝利ジョッキー・戸崎圭太騎手のコメント】
僕が乗せていただいてから結果が出ていなかったので、プレッシャーもありましたが、勝ててホッとしています。
前走も状態は悪い感じではありませんでしたが、今日はいつもよりも集中している感じはしました。スタートしてからも凄くいい手応えで、大丈夫かなと思いました。強かったですね。これだけのパフォーマンスを見せている馬ですし、今後もいい走りができると思います。