9月7日(日)に新潟競馬場で行われる新潟記念(GIII・3歳以上OP・ハンデ・芝2000m)に出走予定の美浦所属馬の1週前情報。
ユールシンギング(牡4・美浦・勢司和浩厩舎)について、大塚哲郎調教助手。
「前走の新潟大賞典(GIII・芝2000m・1着)では良い脚を使ってくれましたね。レース後は放牧に出して、3週間ほど前に帰厩しました。ここまで予定通りに順調に来ています。今週(8/27)は北村(宏)騎手に乗ってもらって、ポリトラックコースで一杯に追いました。今日(8/28)は北馬場で北村(宏)騎手に乗って確認してもらいましたが、追い切りの疲れもなく、追われてピリッとしてきたと言っていました。大型馬ですし、新潟や東京など広いコースの方が競馬がしやすいですね。強いメンバーはいますが、この先を考えても結果を出してほしいと思っています」
レインスティック(牡7・美浦・勢司和浩厩舎)について、大塚哲郎調教助手。
「前走の
エプソムC(GIII・芝1800m・11着)はこの馬なりに頑張ってくれたと思います。状態は春先と変わらず良い感じですが、夏は走る馬ですから、今の季節はプラスですね。今回初めて騎乗する騎手(大野)ですので、今週(8/27)の追い切りに乗ってもらいましたが、良い感触を掴んでくれたようです。うまく乗ってくれていましたので、来週も乗ってもらうことになりそうです。2走前の新潟大賞典(8着)では
ユールシンギングより後ろからの位置の競馬になりましたが、今回はもう少し前のポジションで競馬をさせたいと思っています」
ステラウインド(牡5・美浦・尾関知人厩舎)について、尾関調教師。
「前走の函館記念(GIII・芝2000m・3着)は東京コースとはタイプの違うレースで、どのような競馬ができるのかと思っていましたが、状態も良くてハンデ戦でしたから、力は通用すると思っていました。ペースが流れたこともあり、ポジションは後ろの方でしたが、良く伸びてくれました。心身ともに成長が見られるレースだったと思います。海外を含めていろいろな場所で走るという経験がプラスになっているのかなとも思います。
今回どこまで上がりが速い脚を使えるのかは相手次第になるでしょうけど、函館で少し忙しい競馬を経験していますから、新潟に変わってレースはしやすくなると思います。2走前に準オープン(ジューンS・芝2000m)を勝った時に、新潟記念あたりが合いそうだと蛯名騎手とも話をしていましたしね」(取材・写真:佐々木祥恵)