ヒシミラクルが引退

2005年05月18日 17:58

 18日、1日の天皇賞・春(G1)のレース後、右前繋靱帯炎を再発症したヒシミラクル(牡6、栗東・佐山優厩舎)が5月20日付で競走馬登録を抹消する事となった。現在は北海道・早来の田口トレーニングファームで治療中で、繋養先については未定。

 ヒシミラクルは、父サッカーボーイ、母シュンサクヨシコ(その父シェイディハイツ)という血統。01年8月にデビューし、初勝利までに10戦を要したが、その後は順調に500万下、1000万下を勝ち上がり、3歳秋には3/8の抽選を突破しクラシック3冠最後の菊花賞(G1)に滑り込み出走を果たすと、10番人気の低評価ながら、ファストタテヤマの追撃をハナ差振り切って初G1制覇を成し遂げた。暮れの有馬記念(G1・11着)、4歳初戦の阪神大賞典(12着)、大阪杯(7着、共にG2)を凡走するも迎えた大一番、天皇賞・春(G1)では、これまでの凡走が嘘だったかのような快走を見せて勝利、続く宝塚記念(G1)も制してG1・3勝目を挙げた。その後、右前繋靱帯炎を発症し、約1年間戦線離脱するも、昨年の天皇賞・秋(G1、16着)で復帰。ジャパンC、有馬記念(共にG1)共に結果は出なかったが、今年初戦となった京都記念(G2)では3着と好走し、復調の兆しを見せていた。勝利した重賞3勝は全てG1で、大舞台には滅法強かった。通算成績28戦6勝(重賞3勝)。

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