16日、凱旋門賞への出走を予定している日本馬3頭を乗せる飛行機に変更の可能性が出てきた。計画では、ジャスタウェイ、ゴールドシップ(両馬とも牡5、栗東・須貝厩舎)、ハープスター(牝3、栗東・松田博厩舎)の3頭は20日昼出発の飛行機でフランスのシャルルドゴール空港へ向かい、その後は馬運車でシャンティへ向かう予定だった。しかし、このほど航空会社のエールフランスKLMのパイロット組合が大規模なストライキを決行。それにともない、予定していた便が飛ばない可能性が高くなった。変更の場合は同じく成田発の飛行機で出国。オランダ・アムステルダムのスキポール空港まで空路、そのあとは陸路でシャンティを目指す。そうなった場合、アムステルダムからシャンティまでの輸送時間は約8時間が見込まれる。ちなみに、シャルルドゴール空港からシャンティまでの輸送時間は1時間に満たない。今後の成り行きが注目される。
これに対し、ハープスター(牝3、栗東・松田博厩舎)を管理する松田博師は「こればかりは仕方ない。でも、飛行機には獣医も帯同するから」と手の尽くしようのない事実を受け止めていた。(取材・文:花岡貴子)