弾丸のように突き抜けた。1番人気の
クロスクリーガー(牡、父
アドマイヤオーラ、栗東・庄野)が2着に大差をつける衝撃のデビューVを決めた。道中は好位のインでじっくりと待機。直線に入って内をさばいて進路を確保し、残り200mで岩田の左ムチが1発入ると一気に加速。瞬く間に後続とのリードを広げて、悠々とゴールを駆け抜けた。勝ちタイムは1分54秒7。2着は積極的に逃げた5番人気の
ノースウィナー、さらに首差の3着には3番人気の
バンペイユが入った。
 上がり3F37秒4は次位を1秒9差も上回り、岩田は「はじけましたね。まだ余裕があり、フォームも良かった」と絶賛する。現2歳世代で4頭目の新馬勝ちとなった庄野師も「さばきが硬くてダートを使ったけど、芝も試したい」と笑顔で次戦以降を見据えた。