タケデンタイガーなど、いちょうS厩舎情報/美浦トレセンニュース

2014年10月09日 18:01

函館2歳Sの時と比べると状態はもう少しというタケデンタイガー(撮影:佐々木祥恵)

 10月11日(土)に行われる2歳の新設重賞・いちょうS(芝1600m)に出走する美浦所属各馬の関係者に取材した。

ミッキーユニバース(牡2・美浦・藤沢和雄厩舎)について、藤沢調教師。
「前走の札幌2歳S(GIII・芝1800m・7着)はスタートがもうひとつでしたし、道中も掛かってしまい、自分のリズムで競馬ができませんでした。前走後は放牧に出し、こちらに戻ってきてから1週間くらいで疲れも取れて、ここまで順調にきています。

 土曜日の競馬なので、今週の月曜日に追い切っていて、水曜日(10/8)は軽めの内容でやりました。先週の時計も良かったですし、仕上がりは十分だと思います。これまで前に行く競馬が2戦続きましたが、今回も同じようになると思います。開幕週の馬場は合っていますし、スタートを切ってから向正面の距離が長い形態なので、リズム良く走れるでしょう。来春につながるレースを期待しています」
※同馬は、環境に慣らすために、今日10月9日(木)に東京競馬場に移動している。

ネオルミエール(牡2・美浦・藤沢和雄厩舎)について、藤沢調教師。
「デビュー戦(新馬・芝1600m)は先頭に立ってからフワフワしたところを見せながらも、強い内容で勝ってくれました。1度レースを経験して、いくらか大人っぽくなったと思いますよ。今回は柴山騎手に乗り替わりになりますが、ずっと調教でも乗ってくれていますし、直線の長い東京コースはゆっくりと乗れますから心配していません」

タケデンタイガー(牡2・美浦・武市康男厩舎)について、武市調教師。
「函館2歳S(GIII・芝1200m)で2着した時と比べると、状態はもう少しかなという印象があります。精神的にモロいところがありますので、初めての輸送競馬がどうかですね。小倉2歳Sを使うプランもありましたが、1か月前くらいに予定を変更し、先を見据えてマイル戦を試すことになりました。血統からは短い距離が良さそうですが、この母系は2000mくらいでも走っていますし、追い切りでもかかっていくところもなく、終いのストライドもしっかりとしていました。追い切りの走りを見る限り、距離は持ちそうですね」

今追い切りにも騎乗した津村明秀騎手。
「トビが大きな馬なので、スピードが出ている感じがしないのですが、追い切りではこちらが思った以上に速い時計が出ています。今週(10/8)も無理に時計を出しているわけではないのですが、良い感じで動けていました。前走から間があきましたが、8割くらいはできていそうですし、気の良いタイプですからレースでは力を出してくれると思います。使うたびに気が入ってきていますし、テンションと距離が鍵になりそうです。前走のように馬群の中で折り合えるかどうかですね」

マイネルグルマン(牡2・美浦・中野栄治厩舎)について、丹内祐次騎手。
「これまでは競馬でしか騎乗したことがなく、今週(10/8)初めて追い切りに乗りました。競馬と同じように走りも良い感じでしたし、終いもしっかりしていました。東京のマイルも大丈夫ですし、末脚が良いので楽しみにしています」(取材・写真:佐々木祥恵)

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