東京大賞典に予備登録をしたマジェスティックハーバー(写真は2014年サンタアニタ競馬場で開催されたゴールドカップ優勝時)
予備登録締め切りとなった日本時間10月14日(火)、12月29日に大井競馬場で行われる東京大賞典(GI、ダ2,000m)に、米国から複数の競走馬が予備登録した。昨年末のハリウッドパーク競馬場閉場に伴い、サンタアニタ競馬場で開催されたゴールドカップ(GI、2,000m)を優勝したマジェスティックハーバー(Majestic Harbor)を始めとする、合計9頭。
1955年に創設された東京大賞典は、最長で距離3,000mの時代もあったが、1998年にダートのチャンピオンディスタンスである2,000mに変更。2011年には国際GIへの格付けを取得。日本国内において同距離でダートの国際競走として行われる唯一のものであり、非常に意義のあるものに進化した。JRA・チャンピオンズCへ登録した馬は、東京大賞典に自動的に予備登録されるが、この9頭は大賞典参戦を目指し大井競馬場に直接登録されたものである。
今回の登録馬はサンタアニタ競馬場に在厩する陣営が中心であるが、これも1995年以来、同競馬場と姉妹交流を結んでいる大井競馬場の、友好深化への努力による部分が大きい。毎年 Tokyo City Cup(米GIII)とサンタアニタトロフィー(大井SIII)を開催し、相互の代表がプレゼンターとして参加するなど、交流を重ねてきた。本年、大賞典に外国馬が出走することになれば、東京大賞典史上初であり、大井が綴る地方競馬の歴史に大きな足跡を残すことになる。