16日、札幌競馬場で行われた北海道スプリントC(3歳上、交流GIII・ダート1000m、1着賞金3000万円)は、藤田伸二騎手騎乗の
ハリーズコメット(牡4、美浦・萩原清厩舎)が、逃げた2番人気
ディバインシルバーを4角で捕らえ、中団から追い上げてきた3番人気ノボトゥルーの追撃を2馬身振り切り快勝した。勝ちタイムは59秒5(良)。さらに1馬身差の3着には4番人気
シャドウスケイプが入り、JRA勢が上位を独占した。
勝った
ハリーズコメットは父スターオブコジーン、母ウィッチズハット(その父Storm Cat)という血統。デビュー戦(福島・芝1000m)をレコードで快勝し、年明けの500万戦(京都・ダート1200m)で2勝目。昨年前半は
クリスタルC(GIII-4着)など芝のレースに出走していたが結果が出ず、休養明け3戦目のハッピーエンドC(中山・ダート1200m)で3勝目を挙げると、ダート短距離に活路を見い出し頭角を現した。前々走の京葉S(中山・1200m)でOP勝ち、今回の勝利が初重賞制覇となった。通算成績は16戦6勝。
鞍上の藤田伸二騎手、管理する萩原清調教師とも同レース初制覇。
ハリーズコメットの勝利で、JRA所属の1番人気馬が5年連続で優勝したことになる。