20日、水沢競馬場で行われた2歳(ダート1300m、1着賞金28万円)は、菅原勲騎手騎乗の2番人気マツリダラスカル(牡2、岩手・城地藤男厩舎)が、新種牡馬ブラックホーク産駒の1番人気エピソードに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分26秒8(良)。
勝ったマツリダラスカルは、父クリプティックラスカル、母フジノキャンドル(その父クリスタルグリッターズ)という血統。デビュー戦(盛岡・ダート1000m)は3番人気で出走し3着だった。通算成績2戦1勝。
同馬の父クリプティックラスカルは、父Cryptoclearance、母Rascal Rascal(その父Ack Ack)の米国産馬で、半兄に97年英ダービー(英G1)を制したベニーザディップ Benny the Dip(父Silver Hawk)、甥に97年宝塚記念(GI)を制し通算9勝したサイレンススズカ、00年天皇賞・春2着のラスカルスズカなどがいる。現役時代は23戦7勝、98年フォアラナーS(米G3・芝9f)など重賞3勝を挙げた。現在は日高スタリオンステーションで繋養されている。現2歳世代が初年度産駒で、今回の勝利が同産駒の初勝利となった。
また、このレースには新種牡馬アントレプレナー産駒も2頭出走。ステージライトが4着、ストーリーが6着だった。