エイシンヒカリの坂口師は複雑な表情で「まあ、状態は良さそうだが…」/チャレンジC

2014年12月11日 12:00

 遅れてきた大物エイシンヒカリが、栗東坂路で抜群のスピードを誇示した。前半からスピードに乗ると、先行した僚馬エイシンオルドス(3歳1600万下)を並ぶ間もなくかわす。そして、そのまま一気に突き放すと4F51秒9-38秒0-13秒5のタイムをマークした。

「具合はめっちゃいいですね」と、調教パートナーの西谷(レースは岩田)が太鼓判を押す。「先々週、先週とコース(CW)でタメてしまいを伸ばすケイコはしてあるので、きょうは息を整えるぐらい」と順調な調整過程を説明する。

 ただ、坂口師には誤算だったようだ。「一杯にやってと言ってあるから、後ろからもっとタメられたら良かったが…。まあ、状態は良さそうだが…」と複雑な表情を浮かべた。

 4月のデビューから破竹の5連勝。2戦目からはスピードの違いを見せつける逃走劇の連続だ。前走は直線で外ラチまで斜行する破天荒な競馬ながら、きっちりとVをモノにした。「番手に控えても競馬はできるんだが、スタートがいいからなあ」と指揮官。いよいよ重賞初挑戦。レースぶりに注目だ。

 2連勝中のフルーキーは栗東CWで、先行するフリートストリート(5歳オープン)、ディアデラマドレ(4歳オープン)との豪華3頭併せ。前者に2馬身先着、後者とは併入した。6F86秒9-39秒5-12秒0。上がり重点に馬なりでさっそうと駆け抜け、高田助手は「調教を重ねてグングン良くなった。けさも引っ張りきりでしたから」とうなずく。「万全の状態で臨めると思う」と、重賞初Vへ隙のない仕上げを約束した。

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