29日(月)大井競馬場で行われるダート
グレード競走、第60回東京大賞典(GI)に予備申込があった外国馬のうち、アメリカの
ソイフェット(
Soi Phet)が選定された。
ソイフェットが東京大賞典に出走すれば、海外馬の出走はレース史上初めてとなる(大井競馬で行われる重賞競走への海外馬の出走は、2011年サンタアニタトロフィーに出走した
レッドアラートデイ以来2頭目)。なお
ソイフェット以外の予備申込馬18頭については、関係者から出走を辞退する連絡があった。
ソイフェットは
Tizbud産駒のセン6歳、アメリカで31戦8勝の成績を残している。管理するレナード・パウエル調教師は以下の通りコメントを発表した。
〔東京大賞典への出走理由〕
「まずは、大井競馬場関係者の皆様に、今回の東京大賞典に
ソイフェットを選定していただいたことに感謝しております。
彼は新しい挑戦を好む馬で、様々なレースで我々の期待を大きく上回る活躍を見せています。彼は輸送も苦にしないですし、今回のような出走に際して、自身をそれにふさわしい挑戦者の気概に持っていける素晴らしいメンタリティがあります。
私自身、これから行われるレースに対して、また日本の生産界に対して大きな尊敬の念を抱いています。今回の出走ならびに遠征を成功させることに対して、私たちは大きな希望を持っておりますし、またこの機会がサンタ
アニタ競馬場・大井競馬場間の交流において新たなきっかけとなることを願っています」
〔日本の競馬ファンの皆様へ〕
「
ソイフェットは6歳になりますが、私の厩舎に来たのは約1年半前からです。その後4連勝を達成するなど、彼は私たちの期待に応えてくれました。ブ
リーダーズカップ・クラシック前哨戦のG1、
オーサムアゲインステークスにも3着に入線。そのレースに優勝したムーチョ
マッチョマンは、後にBCクラシックを優勝しています。
冬場の休養を明けてから、馬が元の状態に戻るまで数戦を要しましたが、その後3勝し、同時に2つのコースレコードを更新しました。
ソイフェットは速いペースを好む馬であり、またレース中は勝つための闘争心と意思を表に出して頑張ってくれる馬です。彼は非常にいい性格をしていて、自分が勝ってウィナーズサークルで賞嘆されることが嬉しく、またそれをわかっている馬です。私たちも彼のことを大変誇りに思っています。
我々が愛しているように、
ソイフェットが日本のファンの皆様からも愛され、また応援して頂ければ、これ以上の喜びはありません」
(TCK特別区競馬組合のリリースによる)