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スマートプラネットの騎手は、田辺裕信騎手病気のため酒井学騎手へ変更となりました)
今週こそは逃げて勝つ。桶狭間で苦渋を味わった田辺が、仁川の舞台での反撃に燃えている。先週中京のチャンピオンズCでは1番人気の
コパノリッキーに騎乗。ゲートで後手に回り、まさかの12着に沈んだ。
「(出遅れは)いつかやるんじゃないかなと思っていたんですけどね。その時が来ちゃいました。でも気持ちを切り替えていきますよ」とプロ意識をのぞかせつつ、逆襲を誓う。くしくも阪神JFの騎乗馬は逃げ馬の
スマートプラネット。3枠(5)番には「いいんじゃないですか。ハナを主張します。逃げて自分のペースに持ち込みたい」と、きっちりスタートを決めての逃亡劇を予告した。
印象は地味でも安定感は抜群だ。5戦して2勝、2着2回。唯一連対を外した前走のアルテミスS(5着)も、勝ち馬から0秒3差に踏ん張っている。「あの時は馬場があまり良くなかった(稍重)。でも今の阪神は開幕2週目だからいいでしょう。これはプラスですね」と良好な芝の状態を味方につければ、好走は可能とにらむ。
プラネットは金曜朝に美浦を出発。「イレ込みやすい馬だから、あとは当日の落ち着き次第」とVへの最終ポイントを挙げた。日曜日、堂々とした姿でパドックに姿を現すことができれば、鞍上のリベンジが実現する可能性は十分にある。