豊富なキャリアを武器に重賞Vを狙うレンイングランド
昨年7月にデビューし、7戦を消化。キャリア豊富なクロフネ産駒が重賞初Vを狙う。
レンイングランドはわずか5か月間で3勝を挙げた。「使うごとに成長している。特に肉体面。回復が早くなったし、体力が上がっている。体がしっかりとして牡馬らしくなった」と渋田助手は目を細める。
前走クリスマスローズSはハナを奪って、そのまま押し切った。「粘りが違ったから。それに厩舎にとって大きな1勝だった」。昨年の最終週、全国リーディング獲得への後押しとなる勝利を挙げ、厩舎に大きく貢献した。
芝の1200mで初勝利を挙げたが、2勝目はダートの1400m。そして3勝目は芝の1200mと、
オールラウンダーぶりを発揮している。今回は初めてとなる芝のマイル戦。距離をどうこなすかが鍵となる。「やってみないと分からないけど、マイルなので馬と鞍上の呼吸が合うことが大事」と渋田助手は説明する。
7戦中5戦で馬券圏内に入っている。大崩れしない点も強みだ。「芝、ダートを問わないし、まだ適性を決められない。ここでどれぐらいやれるのか楽しみ」。伸びしろ十分の3歳馬がさらに可能性を広げる。
グァンチャーレの前走は7着。直線で前が開かずにスムーズさを欠く場面があっただけに、「
タラレバだけど、もう少し上の着順があったかなと思う」と中島助手は振り返る。ようやく、いい出来で臨めるという。「ずっとソエを気にしていたけど、やっと治まった。減り続けていた体も元に戻っている」。反撃の準備は整った。