今年で50回目を迎える京都牝馬S。今回は昨年の牝馬重賞で堅実に走り続けた
キャトルフィーユが人気の中心となりそうだ。同馬の重賞2勝目なるか、それとも昨年の覇者
ウリウリやGIでも好走している
アロマティコがこれを阻むか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■1/24(土) 京都牝馬S(4歳上・牝・GIII・京都芝1600m)
キャトルフィーユ(牝6、栗東・角居勝彦厩舎)は昨年はクイーンSでのレコード勝ち、ヴィクトリアマイル・エリザベス女王杯で差のない5着など、古馬牝馬戦線で堅実に走り続けた。既にここと小倉大賞典を使っての引退が発表されているが、今回のメンバーでは実績・実力ともに上位だけに勝ち負けを期待したい。
ウリウリ(牝5、栗東・藤原英昭厩舎)は昨年の覇者。その後阪神牝馬Sで2着に入ったものの、ヴィクトリアマイルで惨敗し、休み明けの府中牝馬Sも8着に終わったが、前走の阪神Cで牡馬相手に4着と復調気配を見せた。斤量も54キロと他の実績馬に比べれば軽めで、ここは連覇の期待が掛かる。
アロマティコ(牝6、栗東・佐々木晶三厩舎)は前走のエリザベス女王杯では8着に終わったが、2走前のオールカマーでは牡馬相手に0.1秒差、その前のクイーンSでも
キャトルフィーユとハナ差の2着と走っている。1600m戦は13年のヴィクトリアマイル以来だが、実績では上位の存在。重賞初制覇のチャンスは十分にある。
その他、昨年の福島牝馬Sの勝ち馬
ケイアイエレガント(牝6、美浦・尾形充弘厩舎)、連勝でオープンに上がってきた
ベルルミエール(牝4、栗東・高橋亮厩舎)、差し脚魅力の
ダンスアミーガ(牝4、栗東・中竹和也厩舎)、ここ2戦惨敗も力はある
レーヴデトワール(牝4、栗東・松田博資厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。