「3歳新馬」(東京2R・ダート1400m)
地方の新鋭・吉原寛が波乱を演出した。11番人気の
ナンゴクロマンス(牝、父エンパイアメーカー、美浦・佐藤吉)が差し切り勝ち。道中は後方に位置取り、直線で一気に末脚爆発。ただ一頭、違う伸び脚で鮮やかに抜け出した。勝ちタイムは1分27秒0。好位から伸びた12番人気の
ソサエティクイーンが2馬身差の2着。さらに2馬身半差の3着には、内から先手を奪った13番人気の
コウヨウクロノスが粘り込んだ。なお、1番人気の
ロージーチークスは馬群の外を回って追い上げたものの、4着に終わった。
吉原寛は「外枠(15番)だったが、うまく内に潜り込めた。直線に入ってハミをかけたらしっかりと伸びてくれた」と満足そう。佐藤吉師は「様子を見てからだが、馬体がしっかりとしてくれば芝でも」と期待を膨らませた。