24日、小倉競馬場で行われた小倉サマーJ(JGIII)は、石山繁騎手騎乗の1番人気フミノトキメキ(牡4、栗東・目野哲也厩舎)が、3番人気イブキリムジンオーに大差(1.8秒差)をつけ初重賞制覇を決めた。勝ちタイムは3分41秒6(良)。さらに5馬身差の3着にはテイエムキャットが入った。2番人気のローレルロイスは6着に敗れた。
勝ったフミノトキメキは父ダンスインザダーク、母ピカレスクノベル(その父ジェイドロバリー)の血統。03年12月に現厩舎からデビューするが、11戦未勝利で04年11月に荒尾・佐伯茂樹厩舎へ移籍。4戦目で初勝利を挙げ、その後2戦して今年3月に再び戻ってきた。その後、障害戦に転じ3戦目で障害初勝利。前走の障害OP(阪神・障3140m)も9馬身差の圧勝で連勝を決めていた。通算成績22戦4勝(うち障害5戦3勝、地方8戦1勝)。
鞍上の石山繁騎手はサイコーキララで制した00年4歳牝馬特別・西(GII)以来のJRA重賞制覇で通算2勝目、J重賞は初勝利。管理する目野哲也調教師はナムラリュージュで制した今年の阪神スプリングJ(JGII)に続いてJRA重賞は今年2勝目、通算12勝目(J重賞2勝目)。石山騎手、目野調教師ともにこのレース初制覇となった。