アドマイヤガストの出走取消で7頭立てとなった京都9R・つばき賞(芝1800m)は、3番人気の
キロハナ(栗東・池江)が父ディープインパクト譲りの上質な瞬発力を発揮した。道中はスローペースの後方2番手を追走。直線で外へ進路を取ると、前の馬を持ったままでかわし去った。GI馬となった11年
ダノンシャークをはじめ、12年
エアソミュール、13年
サトノノブレス、昨年の
ステファノスと勝ち馬が重賞ウイナーになっている出世レース。前記4頭を上回る1分48秒0のタイムで快勝し、躍進につながる無傷2連勝を決めた。3/4馬身差の2着は2番手から抜け出しを図った2番人気の
ダノンリバティで、さらに1馬身半差の3着が5番人気の
マキシマムドパリ。なお、1番人気の
ストーンウェアは直線で伸びを欠いて5着に敗れた。
初コンビの浜中は「強かった。まだ2戦目で用心深いところはあったが、少頭数でもあり問題はなかった」とうなずく。「直線は軽く仕掛けただけで差し切ってくれた。楽しみ」と、祖母にGI2勝馬
ノースフライトを持つディープインパクト産駒の将来性に太鼓判を押した。