サクラゴスペルが差し切りV、高松宮記念へ尾関師「またチャレンジしたい」/オーシャンS

2015年03月08日 12:00

直線一気を決めたサクラゴスペル(手前)=中山競馬場

 一昨年の覇者が復活ののろしを上げた。「第10回オーシャンS・GIII」(芝1200m)は7日、中山11Rに16頭で争われ、7番人気のサクラゴスペル(美浦・尾関)が直線鮮やかに突き抜けて、13年の当レース以来となる久々の勝利。混戦ムードの高松宮記念(29日・中京、芝1200m)への優先出走権を手にした。勝ちタイムは1分8秒7。抜群の行きっぷりで中団を追走し、直線で外に持ち出されると真一文字の伸び。ライバルをまとめて差し切った。尾関師はココロノアイでチューリップ賞も制し、東西の重賞をジャック。快調に逃げた1番人気のハクサンムーンが3/4馬身差の2着。自分の形に持ち込んで復調気配を示す内容。さらに首差の3着には中団から脚を伸ばした4番人気のベステゲシェンクが続いた。

 主戦の横山典がココロノアイに騎乗したため、今回は戸崎圭との初コンビ。特別レース3鞍を含め、この日5勝と存在感を示した鞍上は「追い切りでは気難しさを出していたが、レースでは上手にリズム良く走ってくれた。しまいは切れましたね」とパートナーを称賛した。

 阪神競馬場でテレビ観戦した尾関師(09年10月11日の音無師以来の同日東西重賞V)は「思ったよりも位置取りは後ろだったが、外からああいう脚を使ってくれるとは…。輸送で体が減りやすい馬だが、きょうは10キロ増で出走できたのが良かった」と笑顔でうなずいた。

 次はもちろん、高松宮記念へ。12年から3年連続参戦して(9)(4)(12)着。昨年は不良馬場に加えて内めの(2)番枠で全く力を発揮できなかった。「年を重ねて、またチャレンジしたい」。7歳にして進化した姿を見せた愛馬に“4度目の正直”を期待した。

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