現地時間13日、米・アーリントンパーク競馬場で行われたビヴァリーD.S(3歳上牝、米G1・芝9.5f)はG.スティーブンス騎手騎乗の5番人気アンガラ Angara(牝5、米・P.L・ビアンコーネ厩舎)が後方から末脚を伸ばし、3番人気メガヘルツ Megahertzをクビ差交わしてG1初制覇を飾った。勝ちタイムは1分58秒30(重)。アメリカンオークス(米G1)でシーザリオ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)の2着に入り、1番人気に支持されたメロールアインダ Melhor Aindaは、さらにアタマ差の3着だった。
また、グラスワンダー(98、99年有馬記念-GI)の全妹にあたるワンダーアゲイン Wonder Again(牝6、米・J.トナー厩舎)は4着。G1初制覇へ挑んだ日本産のサンデーサイレンス産駒サンドロップ Sundrop(牝4、英・S.ビン・スルール厩舎)は後方からレースを進めたが、勝ち馬から約3馬身離れた5着に敗れた。
勝ったアンガラは父Alzao、母Ange Bleu(その父Alleged)という血統の英国産馬。伯父にアルカング(BCクラシック-米G1)、従姉にケープヴェルディ Cape Verdi(英1000ギニー-英G1)、アクワレリスト Aquarelliste(仏オークス-仏G1)など近親に活躍馬が多数いる。G1ではマンハッタンH(米G1)5着、ダイアナH(米G1)3着と好走を続けていた。通算成績12戦5勝。